三重県指定伝統工芸品 | ||
三重県では、全国に誇りうる優れた伝統工芸のうち、産地規模が小さいために国の指定を受けることができない工芸品を「三重県の伝統工芸品」として指定しています。 |
刳物と並び代表的な参宮土産であった練物。その起源や誰が始めたかは定かではありませんが、獅子頭(ししがしら)は魔除けの置物として戦前から作られていました。他の地方では張り子の手法をとることが多いなか、伊勢では大鋸粉(木粉)に糊を合わせ粘土状にしたものを型に押し込んで作ります。大きなものも製作でき、明治時代には古市で四つ輪の台車に乗った馬の練物が売られていたと記録にあります(『郷土玩具のしおり』)。
伝統工芸品として製作が続けられている獅子頭や弓獅子など色が鮮やかなうえ動きがあり、さらに音が鳴るといったおもちゃの要素が巧みに取り入れられています。
伝統工芸品名 | 伊勢玩具 練物(いせがんぐ ねりもの) |
使用時代 | 明治~現在 |
使用材料 | 大鋸粉・糊・膠・胡粉・塗料 |
特徴 | 大鋸粉を使っていることが特徴。かなり大きなものも製作可能である。 |
代表者氏名 | 住所 | 電話番号 | 坂本伸二 | 三重県伊勢市岡本1丁目4-14 | 0596-28-6997 |